
エッセイ 2023年2月4日
砂に埋もれたノート
幕辺 雄一 ぼくは海辺の名門私立校ノストラダムス小学校の6年生。冬なのに日差しの眩しい常緑樹の茂った坂道で地元の幼なじみのAと話を交わしている。同学年のAは、以前共に受けた5年生編入の入学試験について文句を言った。彼は落ちてわが校には来られず、地元小学校に通う。彼はそのときの受験の問題がフェアでなかったと言って、具体的に2、3指摘した。でも受験は競争だし、絵やピアノやヴァイオリンのコンクール、文学賞の選考、アスリートの審査とおんなじさ。
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